アリスブルー・スターリット

アリスブルー・スターリット

好きなこと(WESTと声優と漫画とアニメ)を好きなように。

あなたにわたしのなにがわかるの?

ストレスはカラオケで発散する。どんなに嫌なことがあっても泣きたいことがあっても、一日思いっ切り感情に身を任せていればあとは大抵何とかなるもん。失敗したって死ぬわけじゃないし、自分が思うほど他人は他人を気にしない。気楽に構えてりゃそれなりに上手く行くもんよ。

そりゃ真剣にならなきゃいけない時も人生には多々あるけど。

高校の時、何がきっかけかは忘れたけど部室で「何か病みそう」と呟いたことがありました。本当にしんどいことがあったのか、でもまあ当時のブログを読むからに深刻な事態はなかったっぽいし、病んでたわけじゃない。どっちかっていうと、当時部活の同期の子たちが事あるごとに使ってた「病む」を、何かちょっと疲れた時に軽く言ったのかもしんない。

でも問題はそっちじゃなくて、その後に言われたマネジの一言。

「(私)さんでも病むんだ」

何か本当にびっくりしたみたいに言われて、私はその時何て返したかは覚えてないけど、その一言は強烈に覚えてる。

確かに私は高校時代は割とのほほんと過ごしてた。同期が分裂してた(らしい)時も全く気付かず、両陣営ともそつなく付き合ってたし。(卒業後に先輩たちから事情を聞かれた時も、むしろ私が教えて欲しいですって言ったら苦笑いされた)悩みなんか無さそうに見えたのかしら。

対して同期の女の子たちは割と頻繁に「病む」発言してた。まあ彼女たちには彼女たちなりに悩みがあったんだろうし、実際に相談もされたし。でも「病む」って言ってる割には安い悩みだなとは思ってたけど。

神経を「病む」ってもっと重大なんじゃないの?例えば学校に行きたくなさすぎて、朝起きる度にお腹が痛くなったりだとか。時計を見る度に「あと何時間後には学校に行かなきゃいけない……あと何時間も学校にいなきゃいけない…」って考えたりとか。休み時間になる度にトイレの個室に篭って泣いたりとか。いっそ眠ったまま死にたいとか。そういうの「病む」って言うんじゃない?

上の例えは全部小学校の頃の事で、これは病むというか欝一歩手前だと思うけど、でも病むってこういうことだよね。

これを経験してる私からしてみれば、あんたら病むって言ってる割には元気じゃん、って思うことは何度もあった。まあ高校生はわかりやすく態度に表さないだけかもしれないけど、高校生にもなってんな小さいことで悩むようなメンタルで大丈夫かよ、と人事ながらとても考えてた。

もしかしたら腹立ててたのかな?本当に病んだことないやつが気軽に病むって言ってんなよって。欝は周りに、というか親に本当に心配かけてしまう。病む度に親に対しての罪悪感でいっぱいになってそれでまた病む悪循環。いいことないよ、本当に。

でも小学校の頃の事に関しては、ちょっとくらい休ませてくれてもよかったんじゃ、と今でも思う。今でこそ笑い話に出来るし、オカンに対しても冗談で恨み言言えるけど。お腹痛くてもオカンは「嘘やろ」と言って取り合ってくれませんでした。ひどい。

私自分の子供がもし学校に行きたくないって言ったら、しばらく休みなって言ってやりたい。無理矢理学校に行く辛さは私は知ってるし、多分これ忘れちゃいけないと思う。

あの時マネジに何て返したかは忘れたけど、心の中で何を思ったかは今でも忘れない。

あなたにわたしのなにがわかるの?