アリスブルー・スターリット

アリスブルー・スターリット

好きなこと(WESTと声優と漫画とアニメ)を好きなように。

かつて少女だった私からあなたへ

地獄先生ぬ~べ~が実写化とか。なぜドラマ企画を出すやつみんな黒歴史を作ろうと思うのだろう…

っていうかこのニュースが出るまさに前日にいきなりぬ~べ~読みたくなって家にあるぬ~べ~片っ端から読んでって、それに飽き足らずいずなまで検索してうっかり玉藻先生超好みとか、もう純粋な気持ちでぬ~べ~を読めなくなっている自分に愕然としたね。

しかし「いずな」の世界観がみんなのトラウマ枕返しの世界だとは思わなかったよ…まあいずなの活躍でその過去は回避されて、「いずな」の世界のぬ~べ~も無事な姿で再登場してくれたけどさ。ああよかった本当によかった。

でも私本当に枕返しの話嫌いなんだよ…本当にみんなのトラウマっていうけどもれなく私のトラウマだし。みんなのトラウマ回大体一緒だよね。「てけてけ、赤いちゃんちゃんこ、A、ブキミちゃん、寄生虫、メリーさん」私持ってる巻が1~20(14、17は欠番)、23、31だからメリーさんはよく覚えていないのだけれど、まあ鉄板ですわな。

枕返しの話は何がいやって、ああいう未来もありえるままだってこと。郷子の未来はあの時点では確定されていないけど、ぬ~べ~が廃人になる未来の道は確実に存在しているんだよね。っていうかまさに「いずな」がそうだったんだけど。

読んでた当時は普通にキャラの中ではぬ~べ~が好きだったから余計に鬱になったわ。

あと枕返しが普通に怖かった。もし明日突然10年後の世界に飛ばされてたらどうしよう。そんなことを考えてたんだけど、いつの間にかその10年後はとっくに現実のものとなり、そして今や過去のものとなってる。もう私も年女だしね。

今の私は、きっと10年前の私からしてみれば思いもしない生活なんだろうと思ってる。夢は結局叶わなかったし。オタクだし。腐女子だし。いろいろな意味で予想外だろうな。今はもう枕返しとか怖くないけど、あ、でも今でも中学時代に戻ってみたいなぁと思うことはあるけど。まあタイムスリップなんて出来ないけど。

私も今年、年女。んでもってぬ~べ~は25歳。気がつきゃあと一年で同い年だよ。

小学生にしてみれば20歳以上ってのはとても大人だった。25歳でしかも教師のぬ~べ~は本当にとても大人に見えた。でも今の私にとっちゃ25歳なんて大人でもなんでもないのよね。年が近いのもそうだけど、所詮大学出て三年くらいしか経ってないし、今じゃ新卒って大学出て三年以内なら誰でも名乗れるのよ。

それでもどうしてだか、今の私にとってもぬ~べ~はとても大人に見える。考えてみればあと一年で同い年だってのに、ぬ~べ~みたいな人間になれてるかっていうと、私はちっともなれていない。ぬ~べ~だって完璧人間じゃなかったし、お間抜けなところもたくさんあったけど、教師として大事な部分は持っていた。生徒を正しい方向へ導こうとする姿勢も、絶対的な信念も持っていた。それが時に正しいかどうかはともかくとして、彼は常に子供たちの見本である正しい大人であろうとした。それってとてもすごいことだし、誰にでもマネできることじゃないよね。

かつて小学生だった私はぬ~べ~にあこがれていた。そして今もあこがれている。年が近くなろうと追い越そうと、ぬ~べ~は私があこがれた心霊先生なんだよな、いつまでも。

最新の「いずな」で、玉藻先生がぬ~べ~に連絡したとき、彼はこう言った。

「お前たちだけで手に負えないことが起きたら俺を呼べ!すぐに飛んでゆく!」

カッコいいね…

かつて小学生だった私は今でも

あなたを慕っています、先生。